【RTX3080】せっかく GeForce RTX 3080 を購入したのに、ベンチマークがとても残念な結果に・・・。

奇跡的に通販で購入することができた、GeForce RTX 3080 が無事に届きました!

玄人志向と Galaxy がコラボして開発されたギャラクロ (GALAKURO Gaming) ブランドの GG-RTX3080-E10GB/TP です。

玄人志向というと、ちょっと敷居が高いようなイメージがあったのですが、ギャラクロブランドの製品は3年保証やユーザーサポートなどもあると聞いたので、試しに買っていました。(というか、ポチれたのがたまたまこれだけだった、というわけですが・・・)

開封の儀

RTX3080のグラボはとても重いので、グラボを支えるための支え棒まで入っていました(写真左)。

この3連ファンの他にも、反対側にオプショナルで取り付けられるサブファンが付いてきました。それを付けると空気が上下に通り抜けて流れるようになり、2度ほど温度が下がるらしいです。

ギャラクロ、なかなかいいじゃないですか!

取り付けようとしたら・・・

現在は Galleria のゲーミングPCのケースを使っています。

ケースは大きいし、拡張性も高いと聞いていたので、当然何の問題もなく入る物だと思っていたのですが・・・。

なんと、元々グラボが入っていたスロットには入らないじゃないですか!!

いろいろ角度を工夫して挿入してみたのですが、5インチベイの柱があと1cmぐらい邪魔で(写真上部)、入りません・・・(泣)

幸い、もう一つ PCI-Express 3.0 のスロットが下の方にあり(写真下部)、なんとかそちらに入ったので事なきを得ました。

ただ、こちらも写真を見れば分かるように、3.5インチベイまでの隙間は数ミリ程度しか空いていません。

あと数ミリサイズが大きいのを買っていたらヤバかったです・・・。

ベンチマークの結果は・・・!?

RTX2080でも処理が重めの アサシン・クリード・オデッセイ を、解像度 WQHD (2560×1440)、画質設定 Ultra High でベンチマークを走らせてみました。

RTX2080 の結果

Assassin Creed Odyssey Benchmark RTX2080

平均 FPS 61 でした。そんなもんですね。

そしてこちらが RTX3080 のベンチマーク結果

Assassin Creed Odyssey Benchmark RTX3080

ふむふむ、平均 FPS 57 ・・・

あれ???

なんと…RTX3080のベンチマーク結果が、RTX2080と全然変わらないじゃないですか!!

「むしろ少し遅い!?」

のは誤差の範囲で目をつむるとしても (*注)、こんなことがありえるのでしょうか??

(*注:このベンチマークは天気がランダムなようで、雲の量によって結果が多少変わるようです。ベンチマークなら同一条件にして欲しい、、、)

いろいろ海外のサイトなども調べてみたのですが、このゲームはCPUの性能がボトルネックになってしまうことが多いらしく、うちの CPU 君 (i7-8086K: 6 コア 12 スレッド) ではこれが限界のようです・・・。

実際、ベンチマーク測定中の GPUの消費電力は 230ワット程度までしか上がっておらず、GPU の性能を全く生かし切れていないようでした。(注:定格電力は320W)

念のため、少し発売時期が古めのゲーム、例えば Witcher 3 で試してみたところ、FPS は順当に上がってるのを確認できました。その場合、グラボの消費電力は300Wを超え、PC全体の消費電力も400W超えていたので、Witcher 3 ではようやく RTX3080 の実力(スピードも消費電力も)を垣間見ることができました。

他にも、3DMark, VRMark といったベンチマークも走らせてみたところ、RTX 2080 Ti 以上の数字が出ているのは確認できました。

というわけで、別にこの RTX3080 が壊れているわけでも何でもなく、単にこの PC でアサシン・クリード・オデッセイを WQHD 解像度でプレイする場合には、CPU の性能がボトルネックになってしまっており、実は RTX2080 で十分だったということが分かりました。

購入前から、うちの環境では RTX 3080 は宝の持ち腐れになってしまうのではないかとは、うすうす思っていましたが、まさか RTX2080 とベンチマーク結果が全く変わらないなんて、とても残念な結果になりました・・・。

グラボ性能が1.5倍から2倍ぐらいになれば、きっとすべてのゲームが FPS 90~144 ぐらいになってヌルヌルに動くもんだと期待して買ったのに、、、

結論

  • RTX 3080 はグラボのサイズがでかいのでケースに入るか要確認
  • Full HD (1920×1080) や WQHD (2560×1440) の解像度で高フレームレートを目指したいのであれば、CPU などのパーツもそれなりの物でないと RTX3080 の実力を出し切れない可能性あり
  • ちまたで出回っているベンチマーク結果は、グラボ以外がボトルネックにならないように最高級の PC パーツで測定していることが多いので、自分のように数世代古い PC だと同じような性能向上が見られるとは限らない

いやな予感はしていたのですが、グラボだけパワーアップさせてもダメということですね。

今度機会があれば RTX3080 で VR も試してみたいと思います。もしも VR でも性能が頭打ちだったらホント買った意味がない・・・。

追記

なぜベンチマークの性能が全然上がらなかったのか、どうしたら RTX 3080 の性能を享受することができるのか、後日いろいろ試してみました。詳しくはこちらのページをご覧ください。

また実際に VR ゲームで、しかも 6112×3172 という 4K をはるかに超える狂った解像度 でも試してみました。

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