Skyrim VR をプレイする時、今までは格安のヘッドセット Oculus Go + ALVR を使っていたわけですが、より高画質で Skyrim VR を楽しむために PC 専用のヘッドセットを買うことにしました。
とはいえ、Oculus Go は低価格な割には比較的解像度が高く (2560×1440) 高画質なので、これより解像度・画質が下がってしまう、Oculus Rift や HTC Vive (2160×1200) を買うつもりにはなれませんでした。
そうなると、選択肢としては
- Samsung Odyssey+
- HTC Vive Pro
のどちらかとなります。2018 年現時点、どちらもスペックは最高峰です。
Oculus Go | Samsung Odyssey+ | HTC Vive Pro | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 液晶パネル | 有機ELパネル | 有機ELパネル |
解像度 | 2560×1440 | 2880×1600 | 2880×1600 |
リフレッシュレート | 72Hz | 90Hz | 90Hz |
視野角 | 110度 | 110度 | 110度 |
サウンド | スピーカー内蔵 | ヘッドホン付属 | ヘッドホン付属 |
重量 | 468g | 590g | 765g |
トラッキング | 3DoF | 6DoF | 6DoF |
トラッキングに 必要となる機器 |
なし (内蔵ジャイロ) |
なし (内蔵ジャイロ・カメラ) |
ベースステーション 設置必須 |
値段 | 23,800円 | 約55,000円 ($499) | 143,640円 |
Odyssey+ と Vive Pro は、スペック上は拮抗しているように見えます。となると、値段が半額以下で済み、重量も軽く、6DoF (回転・移動)トラッキングのために特別なセンサー機器もいらない(内蔵カメラでトラッキングされ、精度も問題ないらしい)という理由で、最初は Samsung Odyssey+ を買う予定だった(買った)わけですが、残念な結果になってしまったわけでした。
そこで結局、HTC Vive Pro スターターキットを購入することにしました。(値段はお高くつきましたが ・・・)
HTC Vive Pro スターターキットのセットアップ
HTC Vive Pro のフルセットはもともとものすごく高価でした(175,910円)。ところが最近(2018年11月)、日本でもスターターキットと廉価なセットが売られ始め、多少お求めやすくなりました(143,640円)。
とはいえ、他のメジャーな VR ヘッドセット Oculus Rift (50,000円), HTC Vive (69,390円)と比べると2倍以上高いので、果たしてそこまでの価値があるのでしょうか・・・?
セットアップですが、まず噂には聞いていましたが、箱の内容物が多いです。ヘッドセット本体・コントローラーに加え、ベースステーションも2台同梱されているためです。
とはいえ、箱・手順ごとに、1、2、3、4と大きな数字が書いてあり、その手順通りに進んでいけばスムーズに進みました。
Vive をセットアップする上で鬼門となるベースステーションの設置ですが、あらかじめネットで情報を仕入れておき、以下の商品を購入して用意しておいたので思ったより簡単に終わりました。
まず1台目のベースステーションは、マグネット式かつ足が自由に曲がるゴリラポッドなるもので、カーテンのレール(の金属部分)にポチッとくっつけました。形の都合上3本の足のうち2本しか磁石でつけられず、1本は壁に添えてあるだけですが、それでも十分に強力なようで、全く問題なく使えています。
2代目のベースステーションは、天井に突っ張り式の本棚があったので、その突っ張り棒の部分に小型のカメラホルダーを取り付けました。かなり安い商品だったので、宙に浮かせると少し緩んでしまうような気がしたので、ベースステーションの一部を棚の上部に載せるような形にしたら安定しました。
ちなみに説明書を見るとベースステーションは部屋の角の対角線上に設置せよと書いてありますが、対角線にこだわってしまうと部屋や家具の都合上なかなか大変だと思います。
当方では、全然対角線上ではない所に設置しましたが(書籍は壁の中心ぐらい?)、ベースステーションのカバー範囲の角度がかなり広いので、角度を調整すれば問題なく使えています。
無事動きました
セットアップ完了後のヘッドセット。ヘッドセットからは1本のケーブルで接続されています。PC 側は Display Port と USB 3.0 が必要です。
ヘッドセットの重量はスペック上は重めですが、顔に接する部分は柔らかめの幅広いクッションがついており、また頭の左右・後ろも Oculus Go のようにゴムを引っかけるのではなくしっかりと固定されるので、装着感は Oculus Go よりもずっと安定しかつ長時間の利用でも楽だと感じました。
いつか時間があったら、もう少しつっこんで画質などのレビュー・比較をしてみる予定です。