先日、PayPayキャンペーン中にHISで海外旅行を申し込んできて、残りの旅行代金は約2.7%還元という超高還元率クレジットカードで支払ってきたと書きました。
一体どんなクレジットカードを使ったのか、気になった方も多かったのではないでしょうか?
旅行会社発行のカードは作りたくない
メジャーな旅行会社だと、専用のクレジットカードを発行して、旅行代金支払い時のポイントが大きく貯まるというのを宣伝しています。
例えば HIS だと、SKYWALKER カードというのが存在し、HIS旅行代金支払いに対しては2.5%還元らしいです。
ただ、旅行のためだけにクレジットカードを新たに作るのは、カードの数が増えてポイントが分散されてしまうのと、また今後の旅行がその旅行会社にロックインされてしまいそうなため、できれば避けたいと思っています。
旅行代金は高額なので、その都度できるだけ複数の旅行会社の様々なパンフレットを比較して、似たような条件で少しでも安い旅行を選びたいからです。家族旅行などでは、一人数千円・数万円違うだけでもトータルで大きな差が出てしまいます。
というわけで、自分はメインのクレジットカードで払ってきました。
超高還元率クレジットカードの正体
以前は、漢方スタイルカードとか、LINE Pay カードとファミマTカードを組み合わせて3%還元とか、いろいろ高還元率のカードがありました。
ただ近年はカードの改悪や廃止が続き、魅力的なメインカードが減ってきていたように感じており、一時期は1%還元の「楽天カード」や「Yahooカード」を無難に使っていました。
ところがある時「エポスカード」に出会ってからは、その後はずっと「エポスカード」をメインとして使っています。実は、今回 HIS で約2.7%還元をたたき出してくれたのもエポスカード(正確にはエポスプラチナカード)なのです。
エポスカードとは
エポスカード (EPOS CARD) は、丸井グループが発行しているクレジットカードです。
エポスカードのスペックをパッと見るだけでは、このカードの魅力を理解するのは難しいかもしれません。自分も最初は、年会費無料で0.5%還元、そしてマルイで買う人にはお得なカードなんでしょぐらいの理解で、あまり魅力を感じませんでした(ごめんなさい)。
ところが、エポスカードはとてもサービス精神旺盛なカードのようで、それらを使っていくにつれて愛着を感じ、いつの間にかメインカードに昇進し、ゴールドカード、プラチナカードへとアップグレードしてしまいました。
ちなみに、通常のエポスカードはサブカードとして優秀ぐらいの位置づけなのですが、エポスカードのゴールドカード・プラチナカードはメインカードとしてとても高いポテンシャルを持っており、個人的には「神カード」だと思っています。
ダイヤモンド・ザイでも、「エポスゴールドカード」が2018年・2019年と連続して最優秀ゴールドカードに選ばれていました。
年会費無料・入会キャンペーンが充実
まずは入会費・年会費無料なので維持費がかかりません。また、頻繁に入会キャンペーンをやっており、入会時にポイントをもらえることが多いです。
海外旅行傷害保険
年会費無料にもかかわらず、海外旅行傷害保険が自動付帯します。
補償額としてはそんなに大きくありませんが、年会費無料のカードだと旅行代金をカードで支払ったときのみという条件が付くことが多い中で、エポスカードでは利用に関係なく自動付帯しているのは希少性があり、サービス精神を感じさせます。
補償額 | |
---|---|
死亡・後遺障害 | 500万円 |
傷害治療 | 200万円 |
疾病治療 | 270万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
支援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
また他のクレジットカードだと、海外旅行保険に関しては薄い紙切れ一枚程度の説明が付属しているだけのことが多いですが、エポスカードだと立派な冊子がもらえます(ウェブから申し込めます)。
ただ連絡先の電話番号が書いてあるだけでなく、日本語対応の連絡先やキャッシュレスで受診するための情報などが細かく書いてあり安心感があります。
エポトクプラザ 提携しているお店や施設で割引優待がある
元々エポスカードに入会した目的はこれでした。
下記の遊園地・テーマパークでの割引や、他にも、映画、カラオケ、ボーリングなどで割引があります。
- 東京ジョイポリス
- 富士急ハイランド
- 西武園ゆうえんち
- よみうりランド
- 東京サマーランド
- さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト
- ハウステンボス
数百円程度の割引ですが、家族で遊びに行って複数枚分の割引になると結構得した気分になれます。
提携しているお店でポイントがたくさん貯まる
EPOSNetたまるマーケット を経由することで、ネット通販でのポイント還元をアップすることができます。
amazon.co.jp、Yahooショッピング、楽天、楽天トラベル、HIS、日本旅行(JTB) をはじめ、さまざまなお店がポイントアップ対象店になっています。
クレジットカードのウェブサイト経由で購入するとポイントがアップするというシステムは、メジャーなクレジットカード会社ならどこでもやっていますが、エポスたまるマーケットでは一部の店の倍率がとても高い印象です。
例えば、個人的には HP のゲーミングPC (OMEN) シリーズを愛用していたのですが、エポスカードカードで買うとポイント10倍 (5%還元相当) になるのがうれしいです。
他にも Dell, Lenovo などのパソコン系も倍率が高いですし、セキュリティソフトのシマンテックストアのノートンやトレンドマイクロのウイルスバスターなどは、20〜30倍などの超高倍率になっています。
マルイで年4回10%オフ
春、夏、秋、冬と、年4回マルイのセールの案内が来てその期間は10%オフで購入できます。
マルイの実店舗だけでなく、マルイのネット通販でも対象になるので、近くにマルイが無くても恩恵を受けられます。
投資信託購入でポイントが貯まる
マルイグループ会社のtsumiki証券で、エポスカードを使って投資信託の購入ができポイントが貯まります。
あまりにお得なので、個人的には2019年からつみたてNISAの口座をtsumiki証券に切り替え、エポスカードで支払っています。
初年度はポイント0.1%分から始まり、積み立てを続けていくと毎年0.1%づつ上がっていき、5年目以降は0.5%まで上がります。
現在クレジットカードで投資信託を買えるのは、このtsumiki証券×エポスカードの組み合わせか、楽天証券×楽天カードの組み合わせぐらいしかないので、かなり希少性があります。投資する余裕があれば両方とも口座を作って、制限目一杯までクレカで購入しましょう。
ポイント換金性が高い
たくさんたまったポイントも、使い道が限られていたら不便です。
エポスカードのポイントは、他のカードと同じく各種商品券に変えたりすることもできますが、そんなことをしなくても1ポイント1円換算で直接ネット通販の請求を割引するのに使ったり、Amazonギフト券に交換したりできるので、ポイントの使い道に困ったことがありません。
メール通知
地味な機能なのですが、設定でカード利用時にメール通知することができます。
楽天など他のカード会社でも似たような機能がありますが、他社だと通知が何日も遅れてきたりします。
一方、エポスカードの通知は本当に早いです。使った直後に送られてくる感じなので、家計管理に使うにも便利ですし、万が一の不正利用があってもすぐ気づけそうで、この機能は重宝しています。
バーチャルカードが使える
クレジットカードとは別に、エポスバーチャルカードという、別のカード番号を発行してもらうことができます。
プラスチックのカードは存在しなくただカード番号だけなのですが、これもVISAカードとしてインターネットショップなどで利用することができ、またメインのカードとは別に利用可能額などを設定しておくことができます。
これは、海外のサイトや、ちょっと怪しいサイトなどで、メインのクレジットカード番号を入力したくないときに使えます。普段は利用可能額をゼロにしておき、使うときだけ上げるようにすれば、万が一カード番号が流出などされた場合でもダメージを受けません。
プリペイドカードも使える
バーチャルカードとは別に、エポスVisaプリペイドカードというのも発行してもらえます。
これは別途プリペイドタイプのプラスチックカードを送ってもらえ、それもVISAカードとして使えるものです。ただクレジットカードと違い、プリペイドなので、使う前にWebやアプリから入金しておく必要があります。
このカードは子供のゲーム機やスマホの課金登録に使っています。
メインのクレジットカード番号を登録してしまうと、万が一の時に際限なく使われてしまう可能性があるからです。
友人で、子供に一回だけガチャを許したはずが、なぜかパスワードロックがかからずにその後何度も利用できる状態になっており、翌月何十万円も請求された人がいます・・・。
課金系はプリペイドカード番号を登録しておけば、入金しておいた額以上利用することはできないので、そのような事態を避けることができます。
エポスゴールドカード・プラチナカードはもっとすごい
ここまでは通常のエポスカードの説明をしてきました。
各種の割引や自動で付帯される海外旅行保険、プリペイドカード機能など、作っておいて損はないカードだと言うことは分かっていただけたかと思います。
ただし、エポスカードを通常利用した場合は0.5%還元にとどまり、他の高還元率クレカに比べて見劣りしてしまいます。
H.I.S.での支払いに関しても、オンラインでの申し込みであれば、エポスNetたまるマーケット経由で申し込めば1.5%~2.5%還元にはなりますが、店頭での申し込みの場合は通常の0.5%還元にとどまります。
それではどうやってH.I.S.店頭で約2.7%還元で支払ってきたのでしょうか?
実はエポスカードは、ゴールドカードやプラチナカードにアップグレードすると、超高還元率カードに変身しうるのです。実際、H.I.S. の支払いで約2.7%還元となったのはエポスプラチナカードを使ってきたからです。
エポスゴールドカードやエポスプラチナカードは、あまりに優秀すぎていつか改悪されてしまう可能性もありますが、個人的には現時点では「神カード」だと思っています。
・・・本当は細かく説明するつもりだったのですが、もうとても長いページになってしまいました。エポスゴールドカードやエポスプラチナカードにアップグレードすると具体的にどのようなメリットがあって、なぜそこまで高還元率となり得るのかは、また後日説明したいと思います。
とりあえず、エポスカードをまだ持っていない方は、是非サブカードとしてでも作ってみてください。自分も最初は入会特典のポイントと各種優待を受ける程度の目的で作ったのですが、きっと使っているうちにゴールドカードにアップグレードしたくなると思いますよ。そして超高還元率を享受してください。