先日 H.I.S. で海外旅行を PayPay で支払ってきて10万円還元される ということで喜んでいましたが、ふと、1月10日に5万円還元された後どうやって使えばいいのかと考えました。
もちろん、その時点でまだ PayPay 20%還元キャンペーンが続いていれば、旅行の残高を支払うなりビックカメラで家電を買うなりして使ってしまえばいいわけですが、遅かれ早かれいつかキャンペーンが終了します。
その後、還元された残高(MAX 5 万円)が残っている状態になることは確実です。
[12/14日追記 なんとこのページを公開した直後の12/13日のうちにキャンペーンが終了してしましました。予想より大分早く100億円無くなってしまいましたね…]
正直、個人的には QR コード支払いよりも Suica 支払いの方が便利だと思っていて(Apple Pay + ビックカメラ Suica View カード + オートチャージ設定をしているため)、20%還元キャンペーンが終わってしまったらもう PayPay を使う機会はないのかなと思っていました。
というわけで、キャンペーンが終了した後にどのように行動すればキレイにイグジット(精算)できてお得なのかを考えてみました。
厳密には「キャッシュバック」ではない
「キャッシュバック」と呼んでいる人もいますが、翌月10日頃に PayPay 残高として戻ってくるだけで、実際には「現金」が返ってくるわけではありません。
残念ながら現状では PayPay 残高を現金として出金する方法はないようです。(LINE Pay では少額手数料はかかりますが残高を銀行口座に引き出すことが可能だったのですが・・・)
ですので、ある意味 PayPay 残高はポイントのようなもので、お店で使わないのであれば現金としての価値はありません。
つまり、20%還元キャンペーンが終わった後も、還元された残高(ポイント)をすべて使い切るまで PayPay を使い続けなければ、真の意味で得したことにはならないわけです。(放置しておいたら、何の価値もありません)
イグジット戦略1:残高0になるまで少額ずつ使っていく
単純に思いつくのは、キャンペーンで還元された残高を、ゼロになるまで使い切ってからイグジットすることです。
それだったら日々のランチやコンビニなどでチビチビ少額ずつ使っていく戦略が考えられます。
とはいえ、20%還元を満額までもらった場合、5万円分の残高があるわけで、これをランチやコンビニなどで少額ずつ使っていくとなると、何十回も使用しなければならず、撤退まで何ヶ月もかかることになります・・・。
きっとこれが PayPay の 罠 戦略なのでしょうね。キャンペーンが終わった後も、みんな当面は使い続けざるを得ない状況になっているわけです。
イグジット戦略2:残高0になるよう高額商品で一気に使い切る
何ヶ月もかけてチビチビ残高を減らしていくなんて面倒くさいという人は、高額商品を購入して一気に残高0にするという戦略も考えられます。
しかし調べてみたところ、ここにも罠が隠されていました。
PayPay残高での支払い注意点 をよくよく読んでみると、
■PayPay残高で支払うときの注意点
購入金額以上の残高がある場合のみ、PayPay残高で支払いができます。
残高が不足している場合は、全額が優先的に下記の順番で支払われます。
1. PayPay残高
2. Yahoo!マネー
3. メインのクレジットカード※この順番は変更できません。
と書かれてあります。
特に
- 「購入金額以上の残高がある場合のみ、PayPay残高で支払いができます。」
- 「残高が不足している場合は、全額が優先的に下記の順番で支払われます。」
というところが重要です。つまり PayPay 残高が購入金額に満たない場合には PayPay 残高で支払いが「できない」ということで、その場合は「全額」クレジットカードから支払われることになります。
それじゃ PayPay 残高全然減らないじゃないですか!
なので、高額商品を購入して一気に残高0にしようと思ったら、購入金額と PayPay 残高の関係に気をつけながらピッタリ一致させるようにしないといけないわけです。間違えて PayPay 残高以上の金額の商品を買ってしまったら、一向に残高が減らないどころか、むしろ0.5%分残高が増えてしまい、無限ループに陥ってしまいます。
イグジット戦略3:Yahoo カードや銀行口座からチャージしてピッタリ購入を目指す
残高を0にするためには、PayPay残高と購入金額をぴったり合わせる必要があります。
となると、PayPay 残高よりも少し高い商品を買うことにして、差額をチャージして用意してからピッタリ使い切るという戦略が考えられます。
例えば、キャンペーンでMAX還元された 5 万円の残高がある場合に、6 万円の商品を購入して使い切ろうと考えたとします。その場合は差額の 1 万円を銀行口座もしくはYahooカードからチャージして、PayPay 残高を 6 万円きっかりにしてから、ピッタリ使い切るわけです。
ところが・・・仮に残高ピッタリの買い物ができたとしても、さらに 面倒くさい ありがたいことに、その買い物にも0.5%のポイントバックが付いてきてしまうわけです。上記の例では 300円が残高として返ってきてしまいます。その後コンビニで何か買ったとしても、ピッタリゼロを目指すのは難しいでしょうし、200円の買い物でも1円ポイントバックされてしまいます。
それぐらい誤差の範囲と無視して放置してもいいのですが、何か気持ち悪いのと、親からは 1 円もお金を無駄にしてはいけないと教育されているわけですし、となるとさらに使い切るまでピッタリ購入を続けざるを得ない罠にはまるわけです・・・。
イグジット戦略4:撤退せず、ずっと PayPay を使い続ける
いろいろ書いてきましたが、残高ピッタリ0まで減らすのはなんか面倒くさいですね。
じゃあそれはあきらめて、PayPay を使い続けたらいいんじゃないでしょうか?
残高を 0 にすることは忘れて、残高が十分にあるときは残高から支払って、残高が少ない場合はクレジットカードから支払えば良いわけです。
20%還元キャンペーンが終了したあとも、通常利用でも0.5%の キャッシュ ポイントバックがあるわけで、例えば 1%還元のクレジットカードと組み合わせれば 1.5%還元になるため、クレジットカード単体で使うよりもお得です。
さらに Kyash と組み合わせて使えば、
- クレジットカードで 1% 還元
- Kyash で 2% 還元
- PayPay で 0.5% 還元
と合計 3.5% 還元を狙うこともできます。直接現金で払ったりクレジットカードで払ったりするよりもお得ですね。
「それじゃ残高 0 にするのは諦めて、PayPay を使い続けましょう」
・・・となる人がたくさん出てくることが、きっと PayPay キャンペーンの本当の狙いなのでしょう。キャンペーンが終了した後も、当面 PayPay とは付き合っていくことになりそうですね。
う~ん、なんか罠にはまってしまったような気がしている今日この頃です・・・。他に何かキレイにイグジットできる方法はないですかね?