オープンワールド RPG でゲームしながら英語学習(英語音声あり、英語字幕あり)ということで、ここ数ヶ月はアサシンクリード・オデッセイ (Assassin’s Creed Odyssey) をプレイしています。
古代ギリシャが舞台で、エーゲ海や木々・山々がとても美しく、プレイしていてとても気持ちいいです。
あまりにもグラフィックが綺麗なので、そのために新しいモニターを買ってしまった ほどです。
さて、プレイ時間も100時間を超え、メインストーリーもちょうど終えることができたので、英語学習教材としてどうなのかということを記録しておきたいと思います。
世界設定
舞台は紀元前のギリシャで、世界史の授業で習ったであろう(?)ペロポネソス戦争の最中で、主人公はスパルタ教育で有名なスパルタの英雄の子孫という設定です。
ギリシャにはたくさんの島々があり、とにかくエーゲ海が美しく、旅をしているだけで癒されます。
ちょっと寒々しかった Skyrim の世界 や、核戦争で荒廃してしまった Fallout 4 の世界 とは大違いです。
また、オリンピックの起源であるオリンピアの競技場や、パルテノン神殿をはじめとして有名な見所も多々あり、ストーリーのことを忘れてただ歩き回っているだけでも楽しいです。これで VR 版とかがあったら最高なのですが・・・。
英語学習教材としてはどうなのか?
ゲームとしてはとても美しく、楽しいのですが、英語学習目的としては微妙な点がいくつかあります。
まず、町ですれ違うその他大勢の人々は英語を話していない(ギリシャ語?)という致命的欠点があります。ギリシャの世界観をより再現していると言う意味では素晴らしいのですが、オープンワールドゲームで様々な人々と英会話でふれあって英語力向上という大前提が崩れてしまいます・・・。
もちろん、(英語版でプレイすれば)ストーリーの主要登場人物は英語をフルボイスで話してくれますが、特にゲーム前半はゲーム時間に対し会話量が圧倒的に少ないイメージを受けました。(後半はストーリー展開が早くなり、会話は多少増えますが)
また、ただでさえ限られた英会話の最中に、たまにギリシャ語の挨拶や単語が混じっています。それらが印象的でいくつかギリシャ語を覚えてしまったぐらいです。。。
とはいえ、ソクラテスをはじめとして、歴史上の人物たちと会話をしてストーリーを展開していくのはとても楽しくもあります。
英語の難易度としては、比較的易しいと思います。会話のスピードは速すぎず、単語も一般的な語彙が多く、辞書を引く回数も Fallout 4 に比べて少ないです。
結論
英語の難易度としては取っつきやすく、またストーリー補助の説明やマーカーなどが充実しているので、英語が聞き取れずにプレイできないということはありませんでした。
ただ、広大なオープンワールド RPG の割に英会話を話すキャラクターの数や英会話の絶対量が少ないという欠点があります。
とはいえ、エーゲ海の風景はとても美しく、パルテノン神殿など海外旅行をしている感はとても気持ちいいので、英語学習はオマケ程度に考えてプレイするのはオススメです。
英語学習評価 | Assassin’s Creed Odyssey |
---|---|
英会話の充実度 | △ |
ボキャブラリーの実用度 | ○ |
会話のスピード | ○ |
辞書で調べる余裕 | △ |
海外を旅しているような没入感 | ◎ |
英語難易度 | 中級以上 |
英語学習でのオススメ度 | △ |